バルセロナ街歩きの旅(4) -何度も訪れたくなる場所「サグラダ・ファミリア」-
サン・パウ病院から「ガウディ通り」を歩いてたどり着いたサグラダ・ファミリア。
入り口には人が並んでいましたが、それほど並ばずに入れました。
10分待ちくらいだったでしょうか。
聖堂に加えて塔への入場が可能なチケットを購入。
ここサグラダ・ファミリアでも、Barcelona Cardが活躍し、入場料の割引を受けられました。
塔への入場付きのチケットの場合、チケットに塔への入場時間が指定されているので、その時間まで聖堂を鑑賞しながら待つことになります。
なお、時間に余裕が無ければ、オンラインで購入してから、サグラダ・ファミリアに向かった方が良いです。シーズン、時間によってはチケット購入するだけで1時間以上待つこともあるようですので。
(サグラダ・ファミリア公式サイト:The Sagrada Família)
多くの観光客が利用するゲートから敷地内に入ると 、目の前には、聖堂の西側正面である「受難のファサード」が待ち構えています。
受難のファサードには、
イエスの最後の晩餐からキリストの磔刑、キリストの昇天までの有名な場面が彫刻されている。東側とは全く異なり、現代彫刻でイエスの受難が表現されており、左下の最後の晩餐から右上のイエスの埋葬まで「S」の字を逆になぞるように彫刻が配置されている。(引用:サグラダ・ファミリア - Wikipedia)
「聖堂の入り口にキリストのストーリーが彫刻で表現されている」これを知っているだけでも、サグラダ・ファミリアの見方が変わりますよね。
受難のファサード
受難のファサードにある数字のパネル。縦・横・斜めなど310通りの足し算が「33」になる。「33」はイエスの年齢。
受難のファサードから、聖堂内部へと入っていきます。
聖堂の内部、息を呑む美しさ。
サグラダ・ファミリア聖堂の内部
そして、この聖堂の特徴は、とにかく広く感じることです。
世界中、特にヨーロッパでは、いたるところに大聖堂があります。
巨大な聖堂もありますが、ここほど中に入って広々と感じる聖堂はなかなか無いと思います。
この開放感を実現しているのが、特殊な形状の柱です。
下の写真を見てわかる通り、柱が上部で木の枝のように分岐しています。
この構造により、頑丈な壁を必要とせず重い屋根を柱で支えることができるのです。
ガウディの「機能」と「デザイン」を両立させたアイデアの一つですね。
「樹木のような柱」によって、開放感のある聖堂内部になっています
建物の中なのに、自然の中にいるような、不思議な感覚
彫刻やステンドグラスも美しい
聖堂内部への光の取り入れ方も、絶妙です
じっくりと聖堂の内部を鑑賞したあとは、塔へ上ります。
塔の上まではエレベーターで行きます。
塔の上に行って、目に入ったのが、サグラダ・ファミリアの工事現場。
おもいっきり工事中です。
完成は2026年の予定。
実は、今回訪れたときには、生きているうちには完成しないものだと思っていました・・・完成までは300年かかるとされていましたし。。2026年に完成と聞いて、「あ、そんなにあっさりできちゃうんだ」って思いました(笑) でも、完成した姿を見ることができそうで、良かったです。
「未完の大聖堂」は完成を目指して工事中
塔からのバルセロナ市内の眺めもいいですし、塔の内側、外側のつくり・デザインも見所です。
塔の内部
塔の上からのバルセロナの街の眺め
塔から下りてきたあとには、地下にある博物館へ。
ここには、サグラダ・ファミリアの模型や図面などが展示されています。
なお、ガウディは、設計図はあまり描かず、模型を作りながら設計を進めていったそうです。
ガウディの発想は、2次元では表現しにくかったのかもしれませんね。
サグラダ・ファミリアの模型
今回は、時間の都合もあり、3時間ほどのサグラダ・ファミリア滞在でした。
時間がゆるすなら、ずっと聖堂を鑑賞していたい気分でした。
ここで紹介した見所は、ごくごく一部です。
サグラダ・ファミリアは、知れば知るほど、もっと知りたくなる、そんな場所です。
何度来ても飽きることはないと思います。
工事により日に日に姿を変える今もそうですが、完成後でも何度も何度も足を運びたくなるでしょう。
実際に、この1年後、再びサグラダ・ファミリアを訪れることになります(^_^;)
「サグラダ・ファミリア広場」から見たサグラダ・ファミリア
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