「ここに地終わり海始まる」 ついに最果ての地、ポルトガル・ロカ岬へ到着 - ヨーロッパ6か国鉄道旅(6)
2006年12月27日、ヨーロッパ鉄道旅の6日目。
ドイツからはるばる2000km。
ついにやってきましたポルトガルにあるユーラシア大陸最西端の岬、ロカ岬。
ロカ岬にある石碑にはポルトガルの詩人ルイス・デ・カモンイスの一節「ここに地終わり海始まる」。
まさに言葉通りの最果ての雰囲気を味わうことができました。
前のエントリー:
『白雪姫の城』を見にマドリードからセゴビアへ日帰り旅。そしていよいよポルトガルへ! - ヨーロッパ6か国鉄道旅(5) - 自力旅 旅のお供はカメラとGPS
ヨーロッパ6か国鉄道旅・6日目
ヨーロッパ6か国鉄道旅、6日目の記録です。
ついにユーラシア大陸最西端ロカ岬に到達しました!
8:19 リスボン・サンタ=アポローニア駅
スペイン、マドリードのチャマルティン駅から夜行列「ルシタニア」で10時間半。
ポルトガル、リスボンのサンタ=アポローニア駅に到着しました。
ちなみに、スペインとポルトガルの間には1時間の時差があるので、ポルトガルの8:19はスペインでは9:19です。
工事現場みたいなカラーリングの機関車で引っ張られてきました(^_^;)
サンタ=アポローニア駅は水色の駅舎。ポルトガルっぽい!!!
8:40 テージョ川沿い
リスボンの街はテージョ川沿いにあります。
テージョ川は河口付近ではまるで海のような大河になります。
この地形だからこそ、リスボンが交易港として栄えてきたのでしょうね。
8:53 リスボンを街歩き
リスボンの街をちょっとだけ街歩き。
リスボンは坂とカラフルな建物が特徴的な街です。
8:56 リスボンの路面電車
リスボンの路面電車、かわいすぎるでしょ!!(*^-^*)
10:41 シントラ駅
リスボンの街から列車で約40分。
シントラという街へやってきました。
10:44 シントラを街歩き
シントラの街は世界遺産にも登録されている観光スポット。
ポルトガルの様々な年代の文化財が集まっています。
じっくり1日くらいかけて街歩きしたい場所でしたが、ロカ岬へのバスに乗らなきゃいけないので、1時間くらいしかいられませんでした(^_^;)
12:22 ついにロカ岬!
シントラの街からバスで約40分。
ポルトガル・ロカ岬に到着です。
着きました~!
ついにユーラシア大陸最西端へやってきました。
大西洋!
大西洋!!
大西洋には、ずっと憧れのようなものがありました。
太平洋と大西洋は対のようなもの。
ずっと太平洋のそばに住んできた私にとって、一度大西洋を眺めてみたかったです!
石碑の海側に「ここに地終わり海始まる」のフレーズが刻み込まれています。
ロカ岬から見た大西洋は、まさにこの詩の一節の通りの風景でした。
ロカ岬は、北緯38度47分、西経9度30分
ロカ岬にはハイキングコースがありました。
ちょっとだけ歩いてみました。
この殺風景さが、「最果て」感を醸し出していて、いいですね!!
とても風が強かったのですが、これが最果て感をよりつくり上げていました(笑)
ドイツ・ミュンスターを出てから、列車を乗り継いで6日間。
長かったような短かったような…。
ドイツとポルトガルはちゃんと陸続きであることを確認できましたw
関連エントリー:
ヨーロッパが陸続きなことを確かめたくなった - ヨーロッパ6か国鉄道旅(0) - 自力旅 旅のお供はカメラとGPS
さて、帰りましょう!
14:44 再びリスボン
ロカ岬からバスでカスカイス駅へ、さらに列車に乗車。
リスボン・カイス=ド=ソドレ駅に到着。
再び、リスボンの街をちょっとだけ街歩きしました。
15:42 リスボン・サンタ=アポローニア駅
朝8時過ぎに降り立った、サンタ=アポローニア駅に戻ってきました。
ポルトガルはこれでさようならです。
はい、まさかの、ですw
乗る列車は、フランス・アンダイエ行き『シュド・エクスプレス(南急行)』です。
2夜連続の夜行列車(´▽`)
スペインを通りすぎて、一気にフランスまで戻ります。
6名一室の座席車。
同じ部屋でスペイン人とポルトガル人が、ずっとしゃべってました(^_^;)
スペイン語とポルトガル語は、方言みたいな違いしかないのだろうな、と感じました。
ちょっとだけその会話に混ざりました(半ば強引に会話に参加させられました…)。
一人、英語を話せる人がいたので、通訳してもらいながら。
今だったら、もっと積極的に話に入っていくかな(^^)v
当時は、人見知りが激しかったなぁ(^_^;)
さすがに、2夜連続の座席車は辛かったです(-_-)
現地の人が隣に座っていてぐっすり寝れるはずがないよぉ…。
旅のルート
まとめ
ヨーロッパ6か国鉄道旅の6日目は、ついにユーラシア大陸最西端のロカ岬へ到達しました。
そして、ポルトガルには丸1日も滞在せずに、ドイツへ向けての帰路をスタートさせたのでした。
わずかな滞在でしたが、リスボンの街の雰囲気、とても気に入りました。
今、自由に使える時間とお金があって、世界の街のどこか一つを街歩きしていいよ、と言われたら、リスボンを選ぶでしょう。
リスボンには絶対いつか行ってやるぞ!という気持ちでいます。