高尾山は想像以上に“観光地”でした
初めて高尾山に行きました。
「高尾山は観光地」ということを事前に聞いていましたが、行ってみて想像以上に観光地で驚きました。
「登山をした」という感覚にはあまりなりませんでしたが、観光地へ遊びに行くという点からすれば、十分楽しむことができました!
高尾山と言えば、関東近郊で山登りを始める人が、まず登る山として候補にあがる山でしょう。
あるいは、高尾山の近くに住んでいる方なら、小さい子供のころに登ったことがあるかもしれません。
私の場合、生まれが名古屋で、また登山を始めた時には静岡県民だったこともあって、高尾山に登る機会はこれまでありませんでした。
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高尾山は一大観光地
東京都八王子市に属する「高尾山」は、関東山地の東南、都心から約50キロメートルに位置しています。
都心からの交通の便にも恵まれ、日帰りでもゆっくりと山歩きが楽しめる国定公園で平成19年に富士山と並んでミシュランの三ツ星に指定された素晴らしい山です。
高尾山はミシュランガイドの三ツ星にも選ばれている観光地です。
ただ、行く前の私の高尾山のイメージは、"登山初心者用の山"であって、高尾山がどれほど観光地なのかはよく知りませんでした。
しかし、実際に行ってみて、高尾山の観光地としての賑わいに驚かされました。
高尾山薬王院
高尾山のメイン観光スポット、薬王院。
正式名称「高尾山薬王院有喜寺」は今から1260余年前の天平16年(744)に、聖武天皇の勅令により東国鎮守の祈願寺として、高僧行基菩薩により開山されました。薬王院の名は創建当初、薬師如来をご本尊とした事に由来します。現在は真言宗智山派の大本山として「成田山新勝寺」「川崎大師平間寺」「高尾山薬王院」が三大本山として知られております。
薬王院の中には色々と見どころがありました。
薬王院の山門
縁結びスポット
結ぶための5円玉が500円で売られていました(^_^;)
願叶輪潜(ねがいかなうわくぐり)。願いを念じながらくぐると願いが叶うそうです
仁王門
御本堂
御本社
高尾山と天狗
高尾山は天狗が有名なようです。
高尾山の天狗は御本尊様に従いお護りする随身として、開運や魔除けなど多くのご利益をもたらす役割をもっています。古来より多くの伝説や信仰の対象として、時に親しみを、時に恐れをもって崇められています。
高尾山が修験道の道場であることから、勇猛精進し山中を自在に駆け回る修験者(山伏)の姿が空想上の存在であった天狗のように見えたのかもしれません。
薬王院の仁王門には、2体の天狗の像がありました。
真っ赤な顔で高い鼻の"大天狗"と、緑の顔でとがった嘴の"小天狗"です。
大天狗
小天狗
高尾山の至る所で天狗にまつわるモノを見かけました。
例えば、薬王院の境内にある『喫茶小坊 一服』というお店。
美味しそうな『十穀力団子』が売っているこの店ですが、店先の天狗グッズがなんともいえない"くせになるかわいらしさ"を振りまいていました。
店先の天狗人形。くせになるかわいらしさ!
天狗は飛ぶのです!
ハロウィーンのカボチャだって天狗仕様
オリジナル缶バッジが絶賛発売中!
もちろん購入!
薬王院に着くと、山頂にたどり着いたような気になりますが、薬王院から山頂まではさらに30分ほどかかるので、注意(?)が必要ですw
山頂で富士山と蕎麦!
高尾山頂
山頂の木々は少しだけ色づいていました。これからの時期、紅葉がきれいでしょうね!
この写真ではわかりづらいですが、遠くにうっすらと富士山が見えていました
やまびこ茶屋
高尾山では、とろろそばが名物だそうです。
山頂の近くにある『やまびこ茶屋』でざるとろろそばをいただきました。
やまびこ茶屋のざるとろろそば
基本的に私は味音痴なので、上手にコメントができませんけど、山頂で食べるそばとしては美味しかったなと思います。
席からの眺めも良く、良いひと時を過ごすことができました。
たこ杉と開運ひっぱり蛸
山を下る途中で見かけた『開運 ひっぱり蛸』。
頭をなでると運を引き寄せるそうです。
ひっぱり蛸
このひっぱり蛸は、『たこ杉』と呼ばれる杉の隣にあります。
たこ杉
根っこが蛸のように伸びているので『たこ杉』と呼ばれているようです。
かなりダイナミックな根っこでした
帰路はリフトで
今回、登山ははじめてというメンバーが半数でした。
みなさん疲れたようなので、下りは途中からリフトでワープ!
リフトの他にもケーブルカーがあるので、登山初心者でも安心の山ですね。
下りのリフトは結構怖いですw
GPSの記録
高尾山には、このエントリーで紹介した他にも見どころはあります。
夏場にオープンするビアガーデンは、たいへんな賑わいをみせるようです。
また、高尾山には多くの登山コースがあり、自然を楽しむこともできます。
高尾山は何度でも行きたくなる山でした!