槍ヶ岳登頂! - 槍ヶ岳・笠ヶ岳登山(14)
北アルプス登山3日目の朝。
ついに槍ヶ岳の頂上へ!
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美しい星空と窮屈な寝床。槍ヶ岳山荘での一夜 - 槍ヶ岳・笠ヶ岳登山(13) - 自力旅 旅のお供はカメラとGPS
北アルプス登山の3日目は、いよいよ槍ヶ岳山頂を目指します。
9月の三連休、槍ヶ岳山荘が混んでいれば、もちろん槍ヶ岳山頂への道も混んでいます。
この日のうちに新穂高温泉まで下りないといけないので、人の渋滞にはできるだけ巻き込まれたくありません。
混む前に登りたいですが、暗いうちに登るのは危険なので、日の出前の午前5時過ぎに槍ヶ岳山荘を出ることにしました。
日の出前の槍ヶ岳
レンタルしたヘルメットをかぶって、出発です!
岩場に挑んでいきます
岩場の険しいルートを登っていきます。
危ないので(余裕が無かったので)、途中の岩場の写真はほとんど撮れていません(・_・;)
登っている途中、だんだんと明るくなってきました。
赤く照らされた槍ヶ岳山荘と尾根。美しかったです!
槍ヶ岳山荘の背後にある山脈は、前日の午前中に歩いてきた場所。笠ヶ岳も見えます
この写真の右端の方をよーく見ると、、、
槍ヶ岳の先端の影が映っています!! 影でも槍ヶ岳は見つけやすいw
そして、槍ヶ岳山頂へのルートの最後は『はしご』です。
はしごを登っていくだけなので難しくはないのですが、これがとにかく怖い。。
足元は怖くて見れないので、上を見ながら、一歩一歩確実に登っていきます。
はしご登り。振り返れば絶景w
そして、はしごを登りきると、、、
頂上!!!
頂上からの眺め。登っている途中で見えた景色とあまり変わりませんけど、頂上から見る景色は、見ていてとてもすがすがしい気もちになります
とりあえず三角点に触ります
ただ、この三角点は、すでに機能していないとのこと。
山頂には2等三角点が設置されたが、現在は標石が地面に埋設・固定されておらず、国土地理院の点の記で「成果使用不能」扱いとなっており、地形図でも槍ヶ岳山頂は単なる標高点扱いとなっている。
出典:槍ヶ岳 - Wikipedia
登り始めてすぐの地点から渋滞になっていたので、時間がかかってしまいました。山荘から頂上まで1時間ちょっと。コースタイムでは往復で1時間とあるので、倍近くかかったことになります。
眼下の景色を楽しめるので並んで待っていて暇ではなかったですが、場所によっては体勢の悪い状態で待たされるので、その時はつらいし怖いしで大変でした(*_*)
山頂は20人ほど(たぶん)が立てる広さです。登ってくる道が渋滞しているくらいなので、山頂も満員。
1人が降りたら、みんな前に進んで、次の人が登ってくる、というような感じです。
なので、山頂でゆっくりしたくてもゆっくりできません(人の少ない時期ならゆっくりできるでしょうね)。
列に並んだまま、山頂をふちに沿って1周します。
北西方向の眺め
こちらは北東方向。朝日がまぶしい!
槍ヶ岳山頂のほこら。登ってきたはしごのちょうど反対側にあります。
ついにここまで来たんだなぁ、と感慨に浸りたいところですが、すぐに下りなくちゃいけません(;_:)
はしごを下ります。登りよりも下りの方が怖いですよね・・・
下りは山頂から山荘まで30分ほどで下ってきました。
無事、下りてきました
槍ヶ岳山頂へのルートは、はしごなどがちゃんと整備されているので、特にスキルは必要ないと思いました。もちろん、装備は万全にする必要がありますけど。
槍ヶ岳への登頂を果たし、とても充実感がありました。景色も素晴らしかったです。ただ、今回の登山では、山頂でゆっくりできなかったので、人の少ない時期にぜひもう一度来てみたいです。