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自力旅 旅のお供はカメラとGPS

ランニング、登山、自転車、街歩きなど、「自力」で楽しむアクティブな旅。国内&海外の「自力旅」を写真とGPSで記録していきます。

約1000kmの大移動の一日。クリスマスイブの夜にスペインで野宿は嫌だ… - ヨーロッパ6か国鉄道旅(3)

2006年12月24日、今から8年前のクリスマスイブの日。

私はこの日の朝、スイスのチューリッヒにいました。
そして、チューリッヒからおよそ1000kmほど移動。フランスを通り過ぎ、スペインへとやってきています。

日はすっかり落ちて、あたりは真っ暗。
この日の旅は終わりを迎えようとしていますが、実はこの時、まだこの日の宿が決まっていませんでした。

 

日本では華やかなイメージがあるクリスマスイブの夜ですが、クリスマスの本場(?)、ヨーロッパでは全くその逆です。

ヨーロッパでは、クリスマスイブの夜は、家族で家に集まって食事を食べるのが伝統。
そのため、ヨーロッパの街(特に小さな街)では、繁華街から人が消え、まるでゴーストタウンのようになります。
クリスマスイブの夜は、列車やバスでさえ軒並み運休するのです。
(運転手さんだって、家族でクリスマスイブを迎えたいですからね)

「ひょっとすると、ホテルも早めに閉めてしまっているのではないか…。この日の宿が見つからなかったらどうしよう・・・」
そんな不安とともに、私は、スペイン北東部の街、ジローナに降り立ちました。

 

前のエントリー:

フランス・ストラスブールに寄った後、川沿いの夜景が美しいスイス・チューリッヒへ - ヨーロッパ6か国鉄道旅(2) - 自力旅 旅のお供はカメラとGPS 

 

ヨーロッパ6か国鉄道旅・3日目

ヨーロッパ6か国鉄道旅、3日目の記録です。

 

9:01 聖ペーター教会

朝8:45頃には、ホテルを出発。
ヨーロッパ鉄道旅の3日目、スタートです。

まずは、朝のチューリッヒの街の風景を楽しみながら、歩いて中央駅を目指します。
その途中、聖ペーター教会を通りかかりました。

前夜に通りかかった、フラウミュンスターやグロスミュンスターもそうですが、チューリッヒの教会は塔が美しいですね♪

 

9:20 チューリッヒ中央駅

昨夜、降り立ったチューリッヒ中央駅へ戻ってきました。

乗る列車は、スイスとフランスとの国境の街、ジュネーブへと向かう列車です。


ジュネーブ行きの列車。オール2階建て!

 

11:31 レマン湖のほとり

列車は、もうすぐローザンヌ。
レマン湖が見えてきました。

 

12:16 ジュネーブ・コルナヴァン駅

チューリッヒからIC(特急列車)で約2時間半。
ジュネーブの街へやってきました。

ドイツからポルトガルを目指しているので、頭に描いている地図は西ヨーロッパ全体の地図。
その中のスイスの中の移動なんて微々たるものな感じがしましたが、それでも約280km移動してきています。
東京からだと福島市くらいまでの距離でしょうか。
そう考えると、結構な距離です。

次に乗る列車まで25分ほどの乗り換え時間があったので、駅前に出てみました。


ジュネーブ・コルナヴァン駅前の様子


駅前からわずかにレマン湖が見えました


すぐに駅構内に引き返します。駅構内には大きなクリスマスツリー!

 

12:37 モンペリエ行きのTGVの車内

ジュネーブから乗車したのは、フランス南部、モンペリエ行きのTGV(フランス版新幹線)。

列車は、ジュネーブを出ると、すぐにフランス領内へ。

列車は大都市リヨンを経由し、フランスを南西方向へ進んでいきます。

 

16:36 モンペリエ・サンロッシュ駅

ジュネーブからTGVで4時間15分。
フランス南部・モンペリエにやってきました。

この時は、乗り換えだけでしたが、モンペリエの街にはこの3年後にまたやってくることになります。

『南フランスとロワール 歴史に触れる旅』のまとめ - 自力旅 旅のお供はカメラとGPS

2014年現在では、ヨーロッパ高速列車網の拡充が進み、TGVがそのままスペイン・バルセロナまで乗り入れています。
しかし、2006年は、ここモンペリエでスペインの特急列車、タルゴに乗り換えです。


モンペリエまで乗ってきたTGV(左)とスペイン・バルセロナへ向かうタルゴ(右)

このタルゴという列車、かなりユニークな列車です。

 

Catalan Talgo por Granollers
Catalan Talgo por Granollers | Flickr - Photo Sharing!

 

実は、フランスとスペイン(在来線)では、線路の幅が違うのです。
レールの幅の違う2か国を走るため、このタルゴは車輪の幅を変えられるように作られていました。

また、普通の列車は車輪左右1組が2つセットになって、列車に取り付けられています。
列車に乗っていると「カタンコトン…カタンコトン…」という音が聞こえてくるのはこのためです。

しかし、このタルゴは左右1組で列車に取り付けられています。
そのため、「カタン…カタン…」と音のリズムが違うのです。

このように音からも、「異国を旅しているのだな」と感じることのできた列車でした。

参考:タルゴ - Wikipedia

 


タルゴに乗ってスペインを目指します

 

17:14 スペインを目指し走るタルゴ

モンペリエを出発し、すぐ湖が見えてきました。
そして、その湖の先には、地中海!
「ずいぶんと南へやってきたな。」

 

タルゴは西へと走り、夜8時前にはフランスとスペインとの国境に到着。
入国審査官?の人が乗り込んできて、何だか物々しい雰囲気。
びびる私…。

フランスからスペインへ入る時はパスポートはノーチェックだと思っていたので、あせりました。
特に問題なかったですけど…。

びびっているうちに、スペインへ入国しました。
その間にタルゴは車輪の幅を変えていたのですね。
作業に結構な時間がかかっていたように覚えています。

 

この日の宿泊地についての葛藤

さて、このタルゴの車内でこの日の宿泊地をどこにするか決めあぐねていました。
バルセロナにするか、その手前のジローナにするか。

列車の切符(座席指定券)は、バルセロナまでで買っていました。
とはいえ、ユーレイルパス(どこまでも乗り放題)をベースに購入しているので、ジローナで途中下車して、残りの部分を捨てても、金銭的ダメージはほぼありません。

 

バルセロナにするかジローナにするか、なぜ悩んでいたかというと、バルセロナの街の夜の治安に大きな不安を感じていたからです。

スペインに行ったことのある今の自分だったら、気を付けていればそれほど危なくないだろうと思えるのですが、当時の私の中ではスペインの大都市の夜はとても怖かったです。
首絞め強盗が出るとの情報もありましたから(・_・;)

 

本当は、翌日のことを考えるとバルセロナまで行っておきたかったです。
しかし、バルセロナ行きのタルゴがバルセロナに到着するのは夜10時頃。
夜10時に駅に着いてからホテルまで無事に行けるのか不安でした。

それなら、バルセロナの手前のジローナという街に泊まった方がより安全なのではないか…
ジローナの到着はバルセロナ到着の1時間ほど前ですし、ジローナは小さな街の方が治安が良いような気がします。

バルセロナかジローナか。
その迷いを加速させるのが、この日がクリスマスイブだということ。
冒頭に書いた通り、クリスマスイブの夜は地下鉄やバスなどが運休している可能性もあります。
そうなると、大都市バルセロナへ行くことはより不安です。

 

「クリスマスイブがどんな感じなのか、バルセロナへ行っても大丈夫そうだったらバルセロナまで行こう。」
そう考えていた私は、当日の宿泊地を決めないまま、タルゴに乗車していました。
当然、ホテルの予約も取っていません。

バルセロナ行きのタルゴに、そんな状況で乗っていたわけです。

 

宿泊地はジローナに決めた!

この日の日中に通ってきた街の状況から考えると、やはりバルセロナまで行くのはやめておこうか、となりました。
昼でも、ほとんどの店が閉まっていました。
食べるものに困るくらい(;´∀`)

バルセロナ行きのこのタルゴの乗客があまりに少なかったことも、バルセロナ行きを躊躇わせました。

結局、バルセロナ手前のジローナに泊まることにしました。

 

20:38 ジローナ駅

夜8時半、ジローナ駅で下車しました。

 

ジローナの街に降り立ってみて、後悔。。
想定していたとはいえ、ジローナの駅前はゴーストタウンのよう。
果たして、ホテルは開いているのか。。

よく考えると、クリスマスイブの夜でもホテルが普通に営業している確率が高そうなのは観光客が多いバルセロナです。
バルセロナの夜の治安への恐怖が私をジローナで下車させましたが、宿無しへの恐怖で考えたら、絶対バルセロナの方がよかったはず。

 

ホテルがどこも閉まっていたらどうしよう…
冬のヨーロッパで野宿なんて怖すぎるよぉ(T_T)

 

『地球の歩き方』で目を付けていたホテルへ行ってみます。
すると…

ホテル、開いていました!!!

恐る恐るガイドブックで覚えたスペイン語で空き室があるか聞いてみます。
スペイン語で尋ねたのは、「スペイン人=英語通じない」のイメージがあったから(^_^;)

すると、空き室があるとの返事!!
良かったぁ~(´▽`)

そして、続きのスペイン語の説明がさっぱりわからず困っていると、ホテルのお兄ちゃんが、英語で説明してくれました。

なんだ、英語しゃべれるのか…(;´∀`)

 

20:54 ジローナのホテル!

無事、泊まれて良かった… 

 

旅のルート

 

まとめ

ヨーロッパ6か国鉄道旅の3日目は、スイスのチューリッヒからフランスを通り過ぎ、スペインのジローナまで、約1000kmの大移動になりました。

宿の予約をしていなく、最悪野宿になるのか、という状況でしたが、無事ホテルに泊まることができました。

4日目にはスペインの首都・マドリードを目指します!

 


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