南フランス「アルル」で街歩き。ゴッホの描いた風景に出会う
ポン・デュ・ガールへ行った翌日、アヴィニョンから列車で20分弱のアルルへ行きました。
ローマ遺跡とゴッホの街「アルル」
アルルは古代ローマ時代から中世にかけての歴史の息吹が強く感じられる町だ。ローマ時代には首府が置かれ、今なお闘牛が行われる円形闘技場や劇場、プロヴァンスに現存する最大の浴場や、さらに郊外には大規模な墓地など数多くのローマ遺跡が点在しており、この町の長い歴史に思いを馳せずにはいられないだろう。
前日に訪れたニームもそうでしたが、アルルにも古代ローマ時代からの遺構がたくさん残っています。
また、アルルはゴッホが晩年過ごした場所としても有名です。
アルルには、ゴッホが描いた風景が残っていて、絵の中に入り込んだような不思議な感覚を味わうことができます。
おしゃれな外観のアルル駅
円形闘技場。1世紀末に造られたそうです!
街歩きしていて、約2000年も前の建物に出会える、ちょっと日本では考えられない感覚です。。
円形闘技場の上からの眺め。街並みも素敵です
アルルの路地
アルルには、円形闘技場の他にも、古代劇場、コンスタンティヌスの公衆浴場、サン=トロフィーム教会など、世界遺産に登録されている建物がたくさんあります。
サン=トロフィーム教会の回廊。この回廊から中庭を眺めていると、とても心が安らぎました
アルルでは、ローマ時代の建物も楽しみにしていましたが、一番見たかったのは「カフェ・ヴァン・ゴッホ」というカフェ。
ゴッホの「夜のカフェテラス」というとても有名な絵に描かれているカフェです。
カフェ・ヴァン・ゴッホ
右がゴッホの「夜のカフェテラス」
私は、美術は全く詳しくないですけど、この「夜のカフェテラス」という絵は知っていて、何となくですけど好きな絵でした。
この絵の中に”入り込む”ことができ、素敵な思い出になりました。
アルルへのアクセス
アヴィニョンの中央駅(Avignon Centre 駅)からアルルまではローカル列車で20分。
また、マルセイユのサン=シャルル(Marseille-Saint-Charles)駅からはローカル列車で約1時間。
パリからは、直行のTGVがありますが1日1本程度。たいていはアヴィニョンで乗り換えることになります(アヴィニョンには、郊外にあるAvignon TGV駅と旧市街のそばにあるAvignon Centre駅があるので注意が必要です)。あるいは、パリから飛行機でマルセイユまで行き、マルセイユから列車かバスでアルルへアクセスすることもできます。
なお、前回書いた通り、アルルからポン・デュ・ガールへのバスも出ています。
アルルへの旅で役立つサイト
アルル | 日本 - フランス観光開発機構オフィシャルサイト(日本語)
アルルの観光スポットの入場時間・料金の情報や「アルルの跳ね橋」などゴッホゆかりの地への行き方などが書かれています。
アルルの観光案内所:tourist office arles, arles tourist information(英語)
アルルの見どころやホテル、レストランの情報など。レンタサイクルショップのリストもあります