“ドイツでも最もすばらしく無傷に保存された歴史的な街並み”が見られるバンベルクを街歩き
2006年12月10日。
この日の午前中はバンベルクの街を街歩き。
バンベルクは、第二次世界大戦で被害を受けず、中世の街並みが残っている街です。
今にも川の中に落ちてしまいそうな木組みの家や、丘の上から見た茶色い屋根の家々など、街歩きをしていて印象的な光景に数多く出会えました。
バンベルク
バンベルク(Bamberg)は、バイエルン州オーバーフランケン行政管区の郡独立市で、バンベルク郡の郡庁所在地。バンベルクは、大学都市であり、大司教の都市であり、ビールの都であり、行政都市である。この街は、人口約20万人の人口密集地域の中規模中心都市であり、オーバーフランケン地方の重要な中心地である。
見応えのある旧市街は、ドイツでも最もすばらしく無傷に保存された歴史的な市街地であり、1993年にユネスコの世界遺産に登録された。
バンベルクは、第二次世界大戦の戦禍を免れました。
そのため、旧市街は中世の街並みがほぼ無傷で残されています。
日本と同じように、大戦の敗戦国であるドイツでは、被害を受けなかった街は貴重なのです。
バンベルクの観光局のサイトに日本語のパンフレット(PDF)があります。
バンベルクを街歩き
バンベルクの街歩きをバンベルク駅(Bamberg Bahnhof)からスタートします。
バンベルクの旧市街へ
駅から旧市街に向かって10分ほど歩くと、橋にやってきました。
バンベルクの旧市街は川の中州にあります。
この橋を渡ると、旧市街へ入っていきます。
バンベルク旧市街へ
旧市街に入り、大きな広場がありました。
12月なので、広場はクリスマスマーケットの店で占められていました。
まだ午前中なので、店は閉まっていましたが。。。
バンベルクのクリスマスマーケット
所狭しと並ぶクリスマスマーケットの店
さらに旧市街の街を進んでいきます。
ありえない場所に建っている旧市庁舎
道を進んでいくと小さな橋がありました。
ここには、バンベルクの旧市街のある大きな中州とは違う小さな中州があります。
そして、この小さな中州にも建物が建っているのですが…
小さな橋を渡ります
渡った先の小さな中州にある建物。建物の"中"を道が貫いています
変わったデザインの建物です
小さな中州、さらにもう一つの小さな橋を渡りきり、来た方を眺めます
ここで、注目していただきたいのが、通路の右側にある木組みの部分。
この部分を隣の橋に回り込んで眺めると…
ありえない場所に建物が建っていることがわかりますw
なぜ、こんな場所に建てたww
この建物は旧市庁舎だそうです。そして、この中州は人口島。
このような場所に作るしかない事情があったようです。。
バンベルクの街では、川沿いに建物を建てるのが好きなようで…
ちょっとした増水で流されてしまうような場所にやたら建物が建っています(^_^;)
大聖堂と新宮殿
街歩きを続けます。
旧市街のある中州から出て、山の手の方へ向かいます。
ここには、バンベルクの大聖堂。
やはり、大聖堂は迫力があります。
バンベルクの大聖堂
大聖堂のすぐ隣には新宮殿。
これも大きな建物でした。
バンベルクの新宮殿
茶色い屋根の建物が建ち並ぶ街並み
次に、同じく山の手の地域にある、聖ミヒャエル教会へ。
聖ミヒャエル教会を目指します
新宮殿から10分ほどで聖ミヒャエル教会へやってきました。
尖塔の美しい教会です。
聖ミヒャエル教会
聖ミヒャエル教会は、小高い丘の上にあり、バンベルクの街並みを上から眺めることができます。
バンベルクの旧市街の家々の多くは、屋根が茶色。
統一感があって、上から眺めると、とても美しかったです。
聖ミヒャエル教会前から眺めたバンベルクの街並み
バラ庭園からの旧市街の眺め
再び、新宮殿のあたりまで戻ってきました。
新宮殿の前には、ローゼンガルテン(バラ庭園)があります。
12月なので、バラの花は咲いていませんでしたが…
バラ庭園からは聖ミヒャエル教会が見えます。バラと教会の組み合わせは素晴らしい眺めになるでしょう
バラ庭園からも、旧市街を一望できます。
聖ミヒャエル教会からの眺めと比べると、高さは無いですが、旧市街の建物の屋根が間近にあり、迫力がありました。
バラ庭園からの眺め
川沿いの風景
川まで下りてきました。
川沿いをしばらく歩いてみます。
川岸のぎりぎりまで建物が建ち並んでいる光景は、一見の価値があります。
再び旧市街へ
橋を渡って、再び旧市街へ入ってきました。
これが、“ドイツでも最もすばらしく無傷に保存された歴史的な街並み”なんですね(*^-^*)
歴史を感じる街並みでした。
出ました!謎のオブジェ
さらにもう一つ橋を渡ると、旧市街とお別れです。
3時間ほどでバンベルク駅に戻ってきました。
バンベルクへの行き方
ニュルンベルク中央駅から近郊列車(S-Bahn)のS1バンベルク行きで1時間弱。1時間に1本。
ニュルンベルクのSバーン:VGN - S-Bahn
ニュルンベルク中央駅からは快速列車(Regional Express)や特急列車(主にICE、一部IC)でもバンベルクへ行けます。
所要時間は快速列車が45分程度。特急列車は30~45分。
運行頻度は、快速列車が1時間に1本。特急列車が1~2時間に1本。
なお、2時間に1本走る特急列車は、ミュンヘン―アウグスブルク―ニュルンベルク―バンベルク―ライプチヒ-ベルリンと走っています。
※情報は2014年12月現在のものです。最新情報はドイツ鉄道のサイト(bahn.com)などで確認してください。
まとめ
バンベルクは、第二次世界大戦の被害を免れた街。
これほどの規模の都市で、無傷な街はドイツでは珍しいです。
街歩きをしていて、他の街には無いようなめずらしい風景に出会えました。
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