自力旅 旅のお供はカメラとGPS

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笠ヶ岳山荘から見る満天の星!でも写真はうまく撮れず… - 槍ヶ岳・笠ヶ岳登山(5)

北アルプス・笠ヶ岳山荘で迎えた夜。

空には満天の星! 天の川も見えました。

ですが、残念ながら、きれいな星空の写真を撮ることはできませんでした。。

 

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黄昏時の笠ヶ岳山荘からの眺め - 槍ヶ岳・笠ヶ岳登山(4) - 自力旅 旅のお供はカメラとGPS

 

笠ヶ岳小屋で迎えた夜。

夕焼けの景色も素晴らしかったですが、夜の星空も期待大です。

そして、山小屋の外へ出てみると、、、そこには満天の星!

天の川も見えました。

それはそれはもうとてもきれいで、感動的な光景でした。 

 

その写真がこれです! 

 


夜の笠ヶ岳と無数の星・・・?

 

・・・ 何枚か撮ってみましたが、これがベストでした。。。

星空を撮るって難しいですね(T^T)

実際には、写真に写っている星の数の100倍くらい(?)見えていた気がします。

 

星空の写真をきれいに撮るための条件とは?

この日は、きれいな星空の写真を撮ることはできませんでした。

スキル不足ってことも大きいでしょうが、星空撮影のための条件が悪かったのです。

 

天気は良くて、山の上だから撮影を邪魔する光も無いはずなのに・・・?

 

いや、邪魔をする光があるんです。

月の光!

 

この日はほぼ満月でした。

月の光って、想像以上に明るいですよね。。特に、山のように人工の光が無い場所では、月の光はとても明るく感じます。

 


露光時間*1を長くすると、月が太陽のように写っています。月明かりに照らされる山の景色もこれはこれできれいなのですけどね(^_^;)

 

月が明るい夜、暗い星は、肉眼では見えても、写真にはなかなか写らないですね。。

つまり、星空撮影に向いている日は、月明かりのない日!

新月の日だったらばっちりでしょう。寝る前の時間(午後9時くらい)に撮影するなら、下弦の月の頃(満月の日の1週間後くらい)でも大丈夫ですよね。

 

きれいな星空の写真を撮りたいなら、月のサイクルを調べてから、登山計画を練る必要がありそうです。。

とはいえ、最後は天候頼みなのですが・・・

 

ちなみに、一緒に行った友人はアストロレーサーなるものを持ってきてました。

アストロレーサーとは、ペンタックスのカメラの付属製品で、これを付けることにより星の動きに合わせてカメラの撮像素子の向きが自動的に動く、という優れものです。

長時間露光しても、星が相対的に動かないので、暗い星でも撮影することができます。

GPS情報から取得した緯度で天体の動きを算出し、内蔵している磁気センサーおよび加速度センサーから得られたカメラの状態(左右および上下の傾きと方位)によって、イメージセンサーを天体の動きに同調して移動させることで、長時間露光しても星が流れることなく、点像のままで撮影することができます。専用の赤道儀等を使用することなく、三脚だけで簡易的な天体追尾撮影が楽しめる便利な機能です。

引用元:アストロトレーサー|GPS UNIT O-GPS1 | RICOH IMAGING

 

星以外の物が動いて写ってしまうという欠点があるのですが。。。

 

PENTAX GPSユニット O-GPS1 39012

PENTAX GPSユニット O-GPS1 39012

 

 

友人の撮った写真、たしかにたくさんの星が写っていたのですが、ピンボケしてました(^_^;)

やっぱり星空撮影のためにはスキル・知識も重要ですね(^_^;)

それに、本気で撮影するなら三脚やリモコンなども山に持って行くべきなのでしょう(今回は地面に置いて撮影しました・・)。もっと本気なら、テントで泊まって、いつでも撮影できるよう備えた方がよいのかな。。。

 

下の写真はFlickrで見つけた写真ですが、こんな写真をいつか撮ってみたいなって思います!

 

Star ejected
Star ejected | Flickr - Photo Sharing!

 

*1:シャッターを開いている時間