自力旅 旅のお供はカメラとGPS

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“伊勢神宮の鬼門を守る寺”金剛證寺へ - 朝熊山の旅(2)

昨年末に登った三重県伊勢にある朝熊山。

朝熊岳道を登り切り、向かったのは金剛證寺(こんごうしょうじ)というお寺。
『伊勢神宮の鬼門を守る寺』だそうです。

 

前のエントリー:

年の瀬に伊勢でハイキング。朝熊岳道を登る - 朝熊山の旅(1) - 自力旅 旅のお供はカメラとGPS

 

金剛證寺

金剛證寺(こんごうしょうじ)は朝熊山の山頂付近にある臨済宗のお寺です。

伊勢神宮の鬼門を守る寺として有名になり、昔は伊勢神宮と金剛證寺をセットでお参していたそうです。

昔より伊勢神宮の鬼門を守る寺として、神宮の奥之院ともいわれ「お伊勢参らば朝熊をかけよ、朝熊かけねば片参り」と伊勢音頭の俗謡にも唄われ、参宮する人々は当寺に参詣するのが常でありました。

出典:伊勢神宮の鬼門を守る寺 パワースポット 朝熊岳金剛證寺

歴史あるお寺です。

なお、伊勢志摩スカイラインを通って車で行けば、伊勢神宮から15分ほどで行くことが可能です。

 

朝熊岳道から金剛證寺へ

12:23 どちらから行っても金剛證寺

朝熊岳道を登り切ったところに分かれ道。
どちらの道を進んでも金剛證寺へ辿り着くことができます。

またこの場所に戻ってくるので、右側の道から行き、左側の道から帰ってくることにしました。
なお、右側の道は「旧参道」と書かれていました。

 

12:24 旧参道を行く

登ってきた朝熊岳道と比べると、広めで傾斜の緩やかな道を歩いていきます。
やや下っています。

途中、「従是神宮宮域」の碑。

昔のことなのか、今でもそうなのかはわかりませんでしたが、この碑の向こう側が伊勢神宮の所有の土地っていうことですよね。

神宮が所有している森林を、「神宮宮域林」といい、約5500ヘクタールある。宮域林は三重県伊勢市の南部に位置し、五十鈴川の水源である神路山、島路山、高倉山の3山からなる。第一回遷宮以来御杣山として遷宮に用いられるヒノキ御用材を産出していたが、鎌倉中期以降資源不足が原因で御杣山は宮域林を離れた。現在では木曽国有林から産出される材で御用材を賄っている。宮域林では、再び御用材を自給することを目標に大正12年に「神宮森林経営計画」を策定し、それに従って造林・育成がなされている。生態的機能・水源涵養を主眼とした針広混交林施業を行っている。毎年約2万本のヒノキを植樹している。

出典:伊勢神宮 - Wikipedia

昔はこの奥の林にあった木を遷宮のときの建材として使っていたのかな?

 

12:37 金剛證寺

朝熊岳道を登り切った地点からおよそ15分で金剛證寺へと到着しました。


金剛證寺の仁王門

境内の池には美しい赤い橋がかかっていました。


三重塔の模型。昔あったのでしょうか?


本堂への階段を登ると"牛"がお出迎え


金剛證寺の本堂

 

12:58 金剛證寺奥の院

金剛證寺には「奥の院」があります。
奥の院への入り口には印象的な佇まいの「極楽門」がありました。

奥の院で極楽門よりももっと印象的だったのが卒塔婆(そとうば)群。

参道の両脇に卒塔婆がずらりとならんでいました。

 

まとめ

朝熊岳道を登り切った後に、金剛證寺を訪れました。

このお寺については何も知らずに訪れたのですが、歴史あるお寺で驚きました。
昔は、伊勢神宮と一緒に訪れていたお寺だそうですが、今では両方訪れる人は1割にも満たないのでしょうね。。
なかなか見ごたえのあるお寺でした。