年の瀬に伊勢でハイキング。朝熊岳道を登る - 朝熊山の旅(1)
昨年の12月30日。
三重県伊勢市&鳥羽市にある朝熊山(あさまやま)に登ってきました。
伊勢に行こうと思って調べてみて初めて知った朝熊山でしたが、なかなかワクワクするハイキング旅になりました!
旅のきっかけ
親が2014年末までしか使えない近鉄の株主優待券のチケットを2枚持っていました。
未使用のまま期限切れになってしまうよりは、ということでそのチケットを譲り受けました。
近鉄の株主優待券のチケットは、近鉄線内どこまででも乗れるというチケット。
一旦下車してしまう(改札から出てしまう)とそこまで。
なので、片道ならどこまででも乗れるけれど、周遊や往復はできないということです。
往復する場合には2枚必要。
なお、特急料金を追加で払えば特急にも乗れます。
名古屋に住んでいる人が、この株主優待券を効果的に使おうと考えたとき、真っ先に思い浮かぶのが、大阪への移動での使用。
名古屋と大阪の間には特急が走っており、速い特急だと2時間ちょっとで結んでいます。
この乗車券(運賃2360円)分を株主優待券で使うのです。
今回、大阪行きも考えましたが、特急料金を払うのはもったいない気がしました。
特急に乗らなくても、急行などを乗り継いで大阪まで行くこともできますが、時間がかかります。
それならと、同じく近鉄が走っている伊勢方面に行ってみようかと思いました。
伊勢なら名古屋から急行で乗り換えなしで2時間弱で行けます。
普通に運賃払っても1500円程度なので、あまりお得ではないのですが、優待券を無駄にするよりは、ね。
では、伊勢でどこへ行くか。
自力旅らしく、何か体を動かせるアクティビティはできないものかと探していたら、次のWebサイトに辿り着きました。
朝熊山という伊勢市と鳥羽市にまたがる場所にある山の周辺を巡るハイキングコースです。
朝熊山は標高500mちょっとの山なので、年末に登っても問題無さそう。
景色もなかなか良さそうです。
ここへ行ってみることにしました。
朝熊岳道
朝熊山への登山ルートの1つである朝熊岳道。
朝熊山の登山ルートの中ではもっとも利用者が多いコースだそうです。
近鉄朝熊駅のある朝熊町から北斜面を登るルート。1970年(昭和45年)の朝熊駅開設後は、登山口近くまで鉄道で移動でき、山頂までの距離が短いので人気がある。宇治岳道と合流する朝熊峠まで約2.4km。このルートには古い道標(町石)が残されており、朝熊峠まで22町である。利用者が多いせいか、近道の踏み跡が多数あるので注意。二股で迷ったら右を行くのが正式(町石のある)ルート。近畿自然歩道に指定されている。
スタート地点が近鉄の朝熊駅なのも、近鉄で行く必要がある今回の旅においては好都合です。
古い道標が残されているというのも興味深かったです。
登りはこのルートで行くことにしました。
朝熊岳道を登る
11:15 朝熊駅
名古屋から近鉄の朝熊駅にやってきました。
朝熊山の旅、スタートです。
駅前には朝熊岳道への案内図がありました。
11:24 朝熊岳道へ
朝熊駅から登山口までは住宅地の中を進みます。
住宅地の中に赤い祠を発見。
伊勢は神社や祠が多そうですね。
登山口の直前には駐車場もありました。
12月30日という年末の忙しい時期だと思うのですが、22台分の駐車スペースはほぼ埋まっていました。
11:33 朝熊岳道登山口
さあ、登りましょう。
木々の中のトレイルを登っていきます。
11:49 伊勢市街地の眺め
木々の間から伊勢の市街地を眺めることができました。
写真の左の方が伊勢市駅の方向だと思われます。
11:55 町石
朝熊岳道沿いには、上述の通り、古い道標(町石)があります。
一町(約109m)ごとに設置されています(たぶん)。
この朝熊岳道を登り切ったところには二十二町の町石があるので、十二町の町石の地点では半分ちょっと登ってきたことになります。
12:06 木々の中を歩く
町石の数字が一つ一つ増えていくのが楽しいです。
途中、きつい登りが何箇所かありました。
12:17 朝熊岳道を登り切る
二十二町の町石。
登り切りました!
昔は、朝熊岳道を登り切ったところに旅館があったそうですよ!
この旅館が栄えていた頃にはケーブルカーで登ってくることができたそうです。
気持ちいい眺め!
伊勢湾を一望できます。
でも、まだここは頂上ではありません。
この後、さらに歩いて朝熊山の山頂付近にある金剛證寺というお寺を目指しました。
まとめ
三重県伊勢市にある朝熊岳道を登りました。
近鉄の朝熊駅をスタートして登り切るまでにおよそ1時間。
途中、きつい坂もありましたが、登山というよりはハイキングのコースでした。
登山道沿いに町石があり、登っていて楽しくなるルートでした。