嵐山から高雄まで徒歩の旅。東海自然歩道をゆく
これまでこのブログに書いてきたとおり、京都市西部、嵐山から高雄まで東海自然歩道を歩きました。
「嵐山と高雄の両方へ行ってみたい。2地点間は歩けそうな距離だし、ちょうどその間に東海自然歩道がある。それなら歩いてみよう」との思い付きから歩いてみたのですが、道中は想像していなかった素晴らしい景色の連続で、とても楽しい歩き旅になりました。
このエントリーでは、これまで紹介していないスポットを中心に、嵐山から高雄までの徒歩の旅について紹介します。
東海自然歩道
東海自然歩道は、「明治の森高尾国定公園」と、大阪の「明治の森箕面国定公園」を結ぶ、緑豊かな自然と貴重な歴史を 伝える文化財を訪ね、心身の健康と安らぎを与える総延長1,697.2 km の長距離自然歩道です。
コースは、直に自然に触れ、埋もれがちの貴重な文化財に出会うことを条件に選定され、関係都道府県は1都2府8県に及び、 東京都・大阪府・京都府・神奈川県・山梨県・静岡県・愛知県・岐阜県・三重県・滋賀県・奈良県の各都府県を国定公園で つなぐ形になり、名勝地をはじめとして古戦場、旧街道、伝説の地など歴史を忍ばせるものが随所に見られるます。全コースを歩くと 40日から50日程かかると言われています。
東京の高尾から大阪の箕面まで続く道です。
東京から大阪までの自然の見どころをつなぐように設定されたハイキングコースです。
関東、中部、近畿地方で、ハイキングへ出かけると、コースが東海自然歩道だったということが良くあります。
今回は、この東海自然歩道の一部、京都の嵐山から高雄までを歩きました。
嵐山を出発
嵐山を少し散策した後、高雄へ向けて出発!
関連エントリー:
荷物を嵐電嵐山駅に預け、いざ出発!
まずは桂川の左岸を西へ向かって歩きます
渡月橋を後に
渡月橋から清滝方面への東海自然歩道のルート(緑色の線)
対岸の木々は色づき始めていました(11月5日時点)
桂川沿いを10分ほど歩くと、東海自然歩道は川と別れ嵐山公園内へ。
東海自然歩道の案内は随所で見かけました
今回歩いた東海自然歩道の嵐山から高雄の区間は『京都一周トレイル』の一部の区間でもあります。
なので、京都一周トレイルの案内に従っても、高雄までたどり着くことができます。
東海自然歩道の案内よりも京都一周トレイルの案内の方が数が多かったかな。。
嵐山公園の中を行きます
嵐山公園を抜けると、竹林!
ここはけっこう有名な観光スポットなので、多くの人で溢れていました。
嵐山の竹林
竹林の間から見えたトロッコ嵐山駅。ちょうどトロッコ列車がやってきたところ♪
竹林を抜け、6分ほど歩くと『落柿舎(らくししゃ)』。
落柿舎
落柿舎、初めて知りましたが、趣のありそうな場所ですね~。
今度、ゆっくり訪れてみたいです。
落柿舎からさらに進んだ場所にあった喫茶店(?)の隣の2本のカエデ。片方の葉は真っ紅、もう片方の葉は緑。不思議な光景
嵯峨鳥居本
嵐山から歩き始めて30分ほど経つと、嵯峨鳥居本の町並みへ。
レトロな風景に心躍りました(´▽`)
関連エントリー:
嵯峨鳥居本の一番奥にある愛宕神社の『一之鳥居』を過ぎると、山の中へ入っていきます。
愛宕神社の『一之鳥居』
一之鳥居を過ぎると道は登りに
10分ほど登りが続きました。
この坂、けっこうしんどい。。
六丁峠
嵯峨鳥居本からの坂を登りきると、そこは『六丁峠』という名の峠。
六丁峠
この峠を越えてしばらく下ると、保津峡の美しい眺めが目に入ってきました。
鉄橋がいい感じに架かっています♪
保津峡の眺め
清滝川沿いの落合まであと0.5km!
六丁峠を越えてからは、ひたすら下り
嵐山から1時間10分ほどで落合という場所に到着しました。
落合に到着
落合からは清滝川沿いのハイキングコース
落合からは清滝川沿いのハイキングコースに入ります。
川沿いへ下ります
清滝川沿いのコースも、また素晴らしい景色の連続。
歩く者を飽きさせないコースですw
関連エントリー:
落合から30分、清滝に到着。
清滝の集落へ
歴史のありそうな建物!この旅館はまだ営業しているのかな…
丸型ポスト、好きだなぁ(*^-^*)
清滝の集落を過ぎたところにあった愛宕神社への分岐。
なるほど、ここから愛宕神社へ登るのですね。。
また登りに来ます!
愛宕神社への分岐
いや、絶対、営業中ではないと思う…w
林の中の坂を下り、再び清滝川沿いへ。
穏やかな川の流れと色づき始めの木々とを横目に見ながら、高雄を目指します。
高雄へ到着
清滝から55分ほど歩くと、高雄の町並みへ入ってきました。
川沿いのお食事処(?)の電燈が川の水面に映ってきれいでした。
高雄の川沿いで食事をしたら、心安らぎそう~
嵐山駅を出発して約2時間50分、神護寺への入り口がある高雄橋へ無事到着しました。
高雄橋
高雄に着いたのはすでに16時40分。
神護寺の山門へと参道を登ってみましたが、神護寺の拝観時間は17時までであったため、中の見学は諦めました。
それでも、神護寺の参道のライトアップは満喫できました。
関連エントリー:
GPSの記録
まとめ
嵐山から高雄まで約3時間の徒歩の旅でした。
歩こうと思ったきっかけは「嵐山と高雄の両方へ行ってみたい。2地点間は歩けそうな距離だし、ちょうどその間に東海自然歩道がある。それなら歩いてみよう」でしたが、"その間"には嵐山や高雄にも優るとも劣らない景色が連続して現れました。
このコース、好き!
また歩きにきたいです(^^)v